月別アーカイブ

■ 近頃のこと

2024/05/31

雲井の鶴

それにしても、とりわけ雨に烟る今の季節の緑はどうでしょう!どこをどう切り取っても、1年の内で最も瑞々しく美しく、またその情緒といったら。 庭の隅にある、金魚を入れた大きな水槽に、昨年の夏に浮
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2024/05/13

小洒落た小さな肴台

月毎に興味深い制作を依頼して下さる方から、七寸五人官女の前に置く小道具として、幅4寸の洲浜台に載せる肴台(さかなだい)3種(押台、富貴の台、控台)の制作依頼があったのです。 肴台とは、婚儀の
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2024/05/10

一汁一菜

ほうれん草は、吸い物、味噌汁、胡麻和え、バター炒め、グラタン等々、どんな調理でも美味しいのですが、サッと茹でたのに削り節を山ほどかけて、醤油で食べるというシンプルそのものが、私にとっては一番
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2024/04/12

トラの失踪と蹴鞠の庭

随筆漫画家と呼ばれた『つげ義春』の作品に、『峠の犬』という短編があります。あらすじを確認すると、次のような記載がありました。 『行商人の住まいの近くに五郎という犬がいたのですが、その犬は1年
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2024/04/03

筍と雀の平薬を作る

そもそも私は雀が大好きで、野に食べ物の無くなって来る11月半ば頃から、毎日朝昼夕と玄米や小鳥の餌を、1日に5合近くも納屋の屋根に撒いているのです。 それをカラスのクソったれが、小鳥を蹴散らし
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2024/03/13

心は既に五月色

私は荷物を持ち歩くのが苦手で、出来るならばいつも何も持たずにいたいとすら思うものですから、旅行に行っても土産など殆ど買いません。 頻繁に宮古島に通っていた頃でも、荷物など預けたりしないで、サ
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2024/01/20

嶋台と羊雲(ストレイシープ)

珍しく、幅39cmと幅15cmの洲浜台による、大小2つの制作依頼があったのです。 大きな嶋台は、何しろ実際の婚礼に使うと言われるのですから、本来ならば幅60cmとかの洲浜台に載せる大きさが理
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2024/01/13

七草籠と筝弾く楽人

私の丸平雛コレクションである、尺三寸という大きな五人官女は、その数から5つの節句ならではのものを小道具に仕立てて持たせ、1人1人を五節句に見立てたのです。 1月7日人日の官女の前には、散々考
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2023/12/28

年の瀬に

続いた来客やら、日常の家事に制作の時間を取られ、気が付けば干した布団が早くも陰ってしまっているという日の短さ。 そんなこんなに、何だかやたらと焦ってばかりの毎日でいるうち、すっかり今年も押し
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2023/11/28

枯れ蓮に帰る

ちょうど10年前の12月に、『凍日』と題した平薬を作ったのでしたが、それは枯れた蓮の葉と百舌鳥ばかりの荒涼とした雪景色で、飾り物である平薬として異色なものでした。 ずっと以前から、無惨に折れ
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2023/11/19

落ち葉舞う頃

毎年今頃の時期になると、19歳当時に通学で毎日のように歩いた、玉川上水脇の雑木林にある、自転車がやっとすれ違えるほどの裏道を思い出すのです。思い出すというより、思い出さずにいられない何かに、
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2023/11/06

眺めせし間の藤袴

8月半ば、秋の七草制作のために、初めて作ってみた藤袴(ふじばかま)でしたが、以前から庭に群生する藤袴の美しさには、目を見張っていたのです。 いつかは藤袴の平薬を作れたならと、折につけ思い続け
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2023/10/16

7月の創作平薬完成顛末

市販の造花材料で作ってみた藤袴と同じ手法で、散々試行錯誤してきた女郎花作りに、もう何度目にもなった挑戦をすれば、形としては実物に近付けたように思えたものの、最も肝心な女郎花ならではの風情とい
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2023/10/14

たれにあいみぬ女郎花

今年の夏の異常な日照りのせいなのか、例年ならば9月末には金木犀が満開になり、落花で根元が橙色に染まるのですが、今年は10月を迎えて数日を過ぎても、さっぱり花が見えなかったのです。 庭の奥の大
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