月別アーカイブ

■ 近頃のこと

2020/02/16

桜橘と朝顔と

節分飾りの制作を随分と楽しんだ後、珍しく垣根に植えた桜橘を作ったのです。 さる料亭で、雛の節句の設えに使っていた桜橘が、およそ誉められた物ではなかったのを見て、そんな水準のものを使って欲しく
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2020/02/02

節分の夜の灯

灯りの歴史を読むと、油を吸わせた芯で灯される明るさといったら、僅かに2ワット程度なのだそうです。 昔々私が小さい頃、家の便所にぼんやりと灯った電球が、確か4ワットだったと記憶するのですが、そ
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2020/01/20

早春の有職飾り

梅に鶯の平薬をとの要望から、直ぐに早春の平薬のイメージが涌き上がってしまったものですから、とにかく作りたくて堪らない気持ちを押さえきれずに出来てしまったのが『春鶯囀』でした。 ところが、要望
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2020/01/09

春鶯囀

私は古い日本映画が好きで、とりわけトーキーに入ってから1950年代まで、モノクロでの文芸作品が好きなのです。 幾つか以外の小津安二郎の作品は言わずもがなと言いながら、戦前の作品ならばそれより
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2020/01/06

節分飾りを作る

歌となるとまるっきり別なのですが、小さな頃から大声を出すことが苦手な私は、毎年の節分が憂鬱で堪らなかったのです。男だから豆まきをしなければならないというのも合点がいきませんでしたし、誰も居な
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2020/01/02

白い道と椿の下花

寿限無という落語に、『五劫の擦り切れ』という言葉が出てきます。五劫とは『1劫』の5倍のことで、そもそも昔の中国の時間の単位なのだそうです。 あるところに10㎞四方の巨岩があって、そこに100
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2019/12/10

竹と椿の平薬

あれこれ、悶々と煩雑に過ごしているうち、既に冬至が目前になっていました。庭のそこかしこに僅かずつある残菊も、霜焼けが加わった枯葉の中に、かつての花の色を残った花びらに留めたまま、寒さに抗うど
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2019/11/11

有職造花の無い有職造花平薬

先月は、立て続けに辛いことばかりが起きて、『近頃のこと』を書く気力も失せていました。 数年前から、キリリと大気の緊張した冬を待ちわびるようになった私は、取り分け雪景に惹かれ続けているのです。
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2019/09/30

狸のいる風景

虫の音とかススキの穂の出始めというのは、まだまだ暑さの残る、秋など名ばかりの頃のことで、秋たけなわとなったら虫の音などとうに庭から消えてしまっていますし、ススキの穂の茎をうっすらと彩る、瑞々
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2019/09/23

カッコウの平薬を作る

たまたま東京芸大美術館で開催されていた『円山応挙から近代京都画壇へ』という展覧会に巡りあったのです。飾り物である平薬のヒントは、装飾的な様式に至った琳派などの絵画から得られることが多いのです
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2019/09/15

無花果の平薬を作る

私の身の回りだけのことかもしれませんが、結構無花果(いちじく)を好まない人が多いのです。私は、フルーツを幾種類も乗せたケーキに、無花果が付いているというだけで、迷いもなくそれを選ぶのですが、
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2019/09/01

桜橘の熨斗飾り

よくよくのことがない限り、私は店で売られる有職造花の注文は受けません。ただ、たった2店ばかり、『よくよく』の例外があります。先日、その1つから注文があって、小さな桜橘の熨斗飾りを10ほど作っ
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2019/08/09

垂れ桜を作る

今まで、高さ70㎝程にもなる大きな桜を2回作ったのですが、どうしても制作に1ヶ月近く掛かりましたから、そうした規模の立ち木を作るとなると、それなりの覚悟が必要なのです。何せ花が1500ならば
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2019/07/12

丸平コレクションの完成

『大木素十丸平コレクション』が始まってから、今年で28年を迎えます。その内の1つ『二番親王尺三寸揃』は、私のコレクションでも、色々な意味で最も代表的なものなのですが、最初は19人揃だったので
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