■ 近頃のこと
2023/11/06
8月半ば、秋の七草制作のために、初めて作ってみた藤袴(ふじばかま)でしたが、以前から庭に群生する藤袴の美しさには、目を見張っていたのです。 いつかは藤袴の平薬を作れたならと、折につけ思い続け
2023/10/16
市販の造花材料で作ってみた藤袴と同じ手法で、散々試行錯誤してきた女郎花作りに、もう何度目にもなった挑戦をすれば、形としては実物に近付けたように思えたものの、最も肝心な女郎花ならではの風情とい
2023/10/14
今年の夏の異常な日照りのせいなのか、例年ならば9月末には金木犀が満開になり、落花で根元が橙色に染まるのですが、今年は10月を迎えて数日を過ぎても、さっぱり花が見えなかったのです。 庭の奥の大
2023/09/27
9月23日、雨模様の気温は涼しさを通り越した程で、タオルケットに包まったまま、7時近くまで眠ってしまいました。何ヶ月ぶりだったでしょうか。 9月に入っても灼熱の太陽は少しも衰えを見せず、およ
2023/08/30
今年の猛暑の執拗さには、情けないほど打ちのめさせられてしまいました。 山向こうに日の出の兆しが見えると、その光は既に、今日もまた容赦のない酷暑になることを、否応無しに宣言しているのです。 昔
2023/08/04
中学生の頃、一般が学ぶ書道の雑誌で、画仙紙の半切に1句だけを仮名書きした手本があり、それが『石も木もまなこに光る暑さかな』だったのです。 どんな字だったかなどとうに忘れてしまっていながら、俳
2023/07/29
11月の平薬を仕上げ、次は10月をと思いながら、一向にプランがまとまらなかったのです。 明確なのは、丹頂鶴の頭の赤を際立たせる構成をというだけで、菊は白菊だけでとか考えはしたのですが、鶴のポ
2023/07/22
創作十二ヶ月平薬制作ですが、先ずこれを、次はこれで、その次はこれ・・・と作り進めば、出来上がるものは殆ど上半期のものなのです。 何故そうなのかは簡単なことで、下半期の平薬制作に二の足を踏むの
2023/07/16
ごつい梅の幹を使って木組みしてありますが、そもそも最初は、藤の絡む松を仕立てるつもりだったからなのです。 松に藤の平薬は春に作ったばかりでしたし、両方とも手馴れたものですから、先ずは松をと緑
2023/07/14
次々に、藤原定家の花鳥和歌によるオリジナル十二ヶ月平薬を制作しているのですが、『4月 卯の花に時鳥』『2月 桜に雉』『1月 柳に鶯(改作)』『12月 早梅に鴛鴦』と作り進めた次は、『5月 菖
2023/07/06
葉の茂った枝が窓に差し掛かる仕事場の外で、何やらカサカサザワザワと、せわしい音がするのです。 何だろうと鏝当ての目を移せば、ついぞそんなところに来たことなどないのに、沢山の雀が上下左右入れ代
2023/06/27
前に少し触れましたが、この木彫り彩色の雉は、新たに彫らならければと思うのと同時に、失敗作でお蔵入りしていた高麗雉(コウライキジ)を思い出し、それを改作したものなのです。 腕の力の衰えからでし
2023/06/25
突然思いついた、藤原定家花鳥の歌によるオリジナル十二ヶ月平薬制作の最初は、意図して季節に合わせたのではないのですが、卯の花とホトトギスになりました。 卯の花は、小中学校に続く道の山側に、時期
2023/06/14
3人仕丁の前に、松、竹、梅3種の嶋台を置きたいのだそうで、更にそのどれもに雀を組み合わせて欲しいという、珍しくも面白い依頼があったのです。 そんな制作は、私の独壇場のようなものだと自惚れすら
2023/05/22
先月は、藤の季節を先取りするように、柄杓(ひしゃく)に藤のひと枝とか、松に藤の平薬などなど、まさに藤の花の連作だったのです。 それらを全て仕上げた頃、ふと見上げた裏山の、鬱蒼と茂る木々の上に