月別アーカイブ

■ 近頃のこと

2025/01/08

YouTubeと億劫談義

今年の元旦は、早朝6時半頃の電車で東京に向かったものですから、思い掛けず初日の出なるものを車中から見たのです。 たまたま、何が何でも行かなければならない用事が元朝だったというだけで、初日の出
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2024/12/07

葉っぱ尽くしの年末

昨年11月に制作した、日本武尊ゆかりの霊験あらたかなアラカシ(粗樫)は、木の葉のみで有職飾りに成り立たせられた、貴重な体験だったように思います。 ただ、樫ばかりか雑木の葉は、本来包み込むよう
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2024/12/04

老松の掛け蓬莱

私の丸平コレクションのうちでも1、2を争う水準の『馬上の大将』とは、20数年前の今頃に訪問した丸平大木人形店で、衝撃的な出会いをしたのでした。 どうしてそんな話になったのか、恐らく横尾さんと
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2024/11/25

ひと休みの木と野仏と

まんが日本昔ばなしを見ていると、よく旅人や物売りらが、歩きの足を休ませるために、大きな木の根元に腰を下ろして、炎天の日差しを避けるとか、小春日和の日向ぼっこにうたた寝をしてしまうというような
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2024/11/02

鶯は羽子板の裏に飛ぶ

私は、縁起を担ぐということが殆どありません。 どうやら母もそうだったようで、その昔、少しばかり建て増しをすることにした時、どこで聞きつけたのか親戚の1人が、今建て増しをすると死人が出るから止
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2024/10/23

挿頭をる道行人の

挿頭(かざし)とは、上古の日本人が神事に際して髪や冠に挿した草花の事とか。 儀式によって使われる草花が違ったとか、幾分個人の趣味や志向が反映されたりしたところで、本来はあくまで装身具とは違う
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2024/10/17

ヤマトタケルの熊手

随分以前から、一度縁起物の熊手を有職造花で作ってみたいと思っていたのです。 例えば、松や紅梅白梅に鶴などという組み合わせが共通していようと、酉の市などで売られる熊手とは、パーツの素材からして
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2024/10/10

敬老会にて

チャイムの音に開け放しの玄関に出てみれば、近所に住む、小・中学校で2つ下だった人が、誰やら見知らぬ年配者を連れて訪ねて来られたのです。 彼は、数年前に大きな桜立木を作って完成間もなかった頃、
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2024/10/06

五色の平菊 ─重陽節に寄す─

明治政府は、何でもかでも西洋に追いつこうと、あたかも床にぶちまけたペンキの上を転がるように、なりふり構わず西洋式に染まろうと躍起になっていたのでしょう。 その巻き添えで、旧暦でなかったら季節
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2024/09/30

ひとり花咲く

サルスベリというと、心に残ったままの数ヶ所が、即座に目に浮かぶのです。 どんな理由だったのかわかりませんが、父は屋敷にサルスベリを植えるものではないと、庭に1本だけあった、老木のような太さが
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2024/09/23

百日紅

およそ30年近くの間に、私は130種以上に及ぶ花を主に季節のオリジナル平薬の制作のため、有職造花として作ったのです。 桜や梅、また松のように、有職造花の定番である物ではまるでなく、季節ならで
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2024/09/19

目にはさやかに

夜も更けたしと、開け放したサッシを閉めに向かえば、やたらに廊下が明るいのです。 台風10号の後、いきなり肌寒い程の日が続いたので、漸く秋の到来かと安堵したのも束の間、凄まじいほどの日差しと、
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2024/08/28

秋色已到来

昨夜早めに床についたら、チリチリチリチリと、何種類もの秋の虫の声が、庭にヴェールを張り巡らせたように響いているのに気付かされたのです。 秋の虫といわれますが、夜の庭の至る所に溢れんばかりに湧
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2024/07/31

真夏の鶯

この異常な暑さの中、裏山の鶯が早朝から夕方まで、何処かに滝の落ちる深山でもあるかのように、澄み切った声で鳴いてくれているのです。 宮古島の東シナ海側には、吉野海岸とか新城(あらぐすく)海岸と
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