■ 近頃のこと
2015/04/13
花屋で目にするなり、そのあまりの美しさに思わず買ってしまった一重の山吹でしたが、それは八重の山吹を見慣れた目に一際新鮮だったのでしょう。黄色の花弁に黄色の雄しべというのも心地よく、後日思いが
2015/04/06
依頼で桃太郎が背負う旗の先端に付く桃と、手に提げる吉備団子の袋を木彫り彩色していました。桃が高さ3cm、袋が高さ4.5cmという小さなものですが、人形用の小道具作りも私の大好きな仕事なのです
2015/04/03
数年前からプランを練って来た五節舞姫が、いよいよ出来上がりそうなのです。年を取ると気が長くなるのか、焦ることもなく徐々に必要な小道具(檜扇、衵の花と糸、櫛、日陰の蔓、絵元結、手足、足袋)を作
2015/03/26
端午の節句の御祝いにしたいからと、直径20cmの菖蒲平薬の制作依頼があったので、久しぶりにオリジナルの平薬を制作する下拵えを中断させて取りかかり、割とスムーズに完成出来たのです。オリジナルの
2015/03/18
藤原定家が詠んだ花の歌をモチーフとした、十二ヶ月の平薬図案を復元した物のうち、やはり華やかなせいなのか十月の菊平薬だけは時々注文があって、こればかり何度か制作しています。菊花に抜く金型もある
2015/02/27
尺三寸の五人官女を五つの節句に見立て、各々の節句の代名詞たり得る飾り物を作って持たせるというプランで始めた制作が、全て完成しました。乗っている時というのはこんなもので、どんどん出来上がるので
2015/02/17
先日仕上げた茱萸嚢(ぐみぶくろ)を重陽の官女に持たせてみました。そもそもが縮尺なのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、手にさせての大きさやポーズに問題もなく収まったので安心しました
2015/02/12
『節句の有職造花』に載せている『五節句の三宝飾り』は、そもそも五節句を象徴した有職造花を三宝に載せ、尺三寸という大きな五人の官女に持たせるつもりで作ったのです。最初は自分でも至極気に入ってい
2015/02/05
やっと出来上がった大きな松同様に、以前作った高さ50cm近い大きな桜立木もまた、そもそも様々な丸平さんの人形とコラボさせるための依頼で制作したものだったのです。その桜の納品後、コレクターの方
2015/01/15
衣裳御所人形をすっかりばらしてしまってからおよそ2ヶ月、殆ど有職造花制作もせずに、コレクションである二番親王尺三寸揃の最後、二十五人目に加える五節舞姫の制作を丸平さんに依頼するため、人形に付
2015/01/08
依頼があって高さが80cm近い松の立木を作ることになったのです。松そのものの制作は別段厄介でも難しいこともないのですが、何せ松では初めての大きな立木の事で、パーツがどれだけ必要なのか見当が付
2014/11/19
以前画像も載せたのですが、五節舞姫制作依頼の準備として檜扇も糸花(柳に桃花)も出来ているものの飾り紐がまだでしたから、細い絹紐を買ってきて自分で編み始めました。『にな結び』というこの結び方は
2014/11/16
ちょうど一ヶ月程人形作りの真似事に専念していたのですが、三体が出来上がって数日は良い心持ちで眺めていたのです。それが昨夜、最後の仕上げとして作った小さなスミレの花を子どもの足もと植え付けてし
2014/11/12
三つの頭の内2体を仕立て、さて3体目をと思っても相応しい生地が有りません。そうしている内に、太い横縞文様に興味が湧き、ならば染めた絹を縫い合わせて文様にすれば良いと思い付いたのです。黄緑と薄
2014/11/05
足元から頭のてっぺんまで六寸弱(17.5cm)というサイズは、ぴったり3頭身半なのです。こうして小さな着物を縫ったり、パンツを作ったりしていると、最初は尺三寸の仕丁に絡めてみようとか計画して