月別アーカイブ

■ 近頃のこと

2015/02/05

白拍子

やっと出来上がった大きな松同様に、以前作った高さ50cm近い大きな桜立木もまた、そもそも様々な丸平さんの人形とコラボさせるための依頼で制作したものだったのです。その桜の納品後、コレクターの方
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2015/01/15

手直しと新作と

衣裳御所人形をすっかりばらしてしまってからおよそ2ヶ月、殆ど有職造花制作もせずに、コレクションである二番親王尺三寸揃の最後、二十五人目に加える五節舞姫の制作を丸平さんに依頼するため、人形に付
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2015/01/08

松の立木

依頼があって高さが80cm近い松の立木を作ることになったのです。松そのものの制作は別段厄介でも難しいこともないのですが、何せ松では初めての大きな立木の事で、パーツがどれだけ必要なのか見当が付
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2014/11/19

檜扇の飾り紐

以前画像も載せたのですが、五節舞姫制作依頼の準備として檜扇も糸花(柳に桃花)も出来ているものの飾り紐がまだでしたから、細い絹紐を買ってきて自分で編み始めました。『にな結び』というこの結び方は
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2014/11/16

憑き物が落ちる

ちょうど一ヶ月程人形作りの真似事に専念していたのですが、三体が出来上がって数日は良い心持ちで眺めていたのです。それが昨夜、最後の仕上げとして作った小さなスミレの花を子どもの足もと植え付けてし
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2014/11/12

にわか人形師 3

三つの頭の内2体を仕立て、さて3体目をと思っても相応しい生地が有りません。そうしている内に、太い横縞文様に興味が湧き、ならば染めた絹を縫い合わせて文様にすれば良いと思い付いたのです。黄緑と薄
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2014/11/05

にわか人形師 2

足元から頭のてっぺんまで六寸弱(17.5cm)というサイズは、ぴったり3頭身半なのです。こうして小さな着物を縫ったり、パンツを作ったりしていると、最初は尺三寸の仕丁に絡めてみようとか計画して
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2014/10/21

にわか人形師

芸術の秋とは申せ、紅葉にすらさほどの興味を覚えない私ですから、秋たけなわになるほど何だか作りたい花も光景もなくなってしまい、有職造花の制作は止まらざるを得ない状態になっているのです。どうもこ
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2014/09/25

面庄頭の七変化

人形の頭(かしら)というのは、本来桐のおが屑を糊で錬って型抜きし、部分的に胡粉を置き上げて成形しては上塗りを重ね、目を切り出すとかしながら作り上げたのです。その面倒な行程の技術は、とても一朝
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2014/09/22

手に口ほどの-木彫談義-

お客様でもある人形コレクターの方が、ヤマナという今は絶えてしまった京都の木彫り馬職人の黒馬を手に入れられたのを機に、丸平さんで馬乗り白拍子(八寸)の人形を仕立てられたのですが、それがあまりに
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2014/09/16

依頼者とはいうものの

こうしたHPを立ち上げていると、注文の前段階としての問い合わせが舞い込みます。今は、参考までに大凡の値段の目安をトップページに記しているのですが、それが無かった旧HPの頃にはもっとあったので
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2014/09/08

朝顔の垣根

手持ちぶさたを良いことに作っていた白・紫・桃色の三色朝顔でしたが、垣根に仕立てて欲しいと要望があり、それも初挑戦だし面白いので作ってみたのです。土台の板は白木のまま、そこに垣根を作って朝顔を
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2014/09/01

レンゲの下草

昭和初期に制作された有職造花の下草に、レンゲ草らしきものが確かに写っているのだし、人形に付随させる下草としてスミレが作られているのだから、有職造花でレンゲ草が作られなかった筈は無いだろうとも
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2014/08/21

彩色の憂鬱

絵を描くのが苦手な私は、中でも彩色というのがまるで駄目で、だいたい隣にどんな色を置くか...というような、絵画で最も重要な事にも色が浮かんでこないのです。木彫りはそんなに大変な事と思わないの
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2014/08/12

辿り着いた八月の平薬復元

昨年から手掛けていた『書院懸物図』の復元ですが、どうやったら作れるのか、まるで制作のメドが立たない女郎花を題材にした七月の平薬以外、一つだけ後回しにしたままだったのが八月の平薬(萩に雁)なの
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